またたび

またたび
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●またたび
またたびとは

またたびとは
 
山地に生えるつる性の落葉のつる木 他の植物にからんで伸びる。初夏のころ葉の一部の表面が白色に変わり、遠くからでもその植物がマタタビとわかるようになる。

 花は7月ごろ白く かわいらしく 梅の花 茶の花に似てよい香りを放つ、果実は細長の「ドングリ」型と、虫が入っての「かぼちゃ」型とになる。

 若い芽や葉は、おひたしや胡麻和え、炒め物に、「ドングリ」型の果実は、塩ずけ、味噌ずけ、果実酒に、「かぼちゃ」型の虫エイは、「またたび酒」や、乾燥させて利用されます。葉や茎は乾燥させて入浴剤としても利用など等と非常に利用価値の高い植物です。

またたびとねこ
 
「ネコにマタタビ」というように、ネコやトラなどネコ科の動物は本能的にマタタビを求めて集まる。マタタビの成分マタタビ酸などは揮発性で常に発散しており、動物はとおくからでもわかる。

 ねこにこのまたたびをあたえると一種の陶酔状態をおこします。ネコによって症状が違うがほとんどのねこが、興奮いたします。

 また「またたび」はねこの万病の薬としても、知られています。元気が無い、食欲が無いときに猫にまたたびを与えますと、元気を回復すという不思議な関係もあります。

桑の木との共生
 マタタビはつる性の植物なので、何かに絡んで成長しますが、不思議なことにその相手がほとんど桑の木なのです。

 もちろん桑の木以外の木に絡みつくこともも多いのですが、その場合でも近所に桑の木があることが多く見受けられます。マタタビを探すとき桑の木などがあるところは、有望です。

 でもマタタビのほうが葉が白くなるので目立ちますね。マタタビと桑の木はきっとなんかの因果関係があるように思われます。

虫エイ「木天蓼 もくてんりょうと読みます」
 
マタタビの果実に「どんぐり」型と「かぼちゃ」型とがありましたが、「どんぐり」型が正常な果実で「かぼちゃ」型が異常な果実です。

 この「かぼちゃ」型の果実は またたびのつぼみのころに花の子房に「虫」が寄生し、果実は正常に成長せず「こぶ」状になります。これを「むしこぶ」とか「虫エイ」と呼びます。

虫エイは正常な果実や、葉、茎に比べマタタビ酸などの成分が空気中に逃げる発散が少ない傾向があります、この虫エイを「木天蓼」と呼んだり、この虫エイを熱し乾燥させたものを「木天蓼」とよびます。これを果実酒にしたものを「マタタビ酒」といいます。


   またたびの生態
またたびの若芽

またたびは「つる性の植物」です。秋になると葉を落とし、冬は木(蔦)のみで越冬します。春少し遅く(5月頃)芽を出して、6月になると、猛烈な勢いで伸び始めます。新しい枝を幹から出して、新しい芽をどんどん出して伸びていきます。その伸びている若芽を、摘んで挿し木にして、増やしていきます。若芽はほのかな苦味と、辛味が微妙な食感で、食欲を高め新しい木の芽の食材として、人気がでてきました。また「またたび茶」としての利用もされています。
またたびの葉

6月の中頃になると、全体の葉の一部の葉が、白く変色していきます。葉の変色は緑の若葉に鮮やかに出るため、遠くからでもその木がまたたびとわかるようになります。またたびは雌雄異株です。また実のなる木はあまりありません。
またたびの花

またたびの花は、お茶の花や、梅の花に似て、白い五弁花が咲きます。花は品の良いちょっと甘い香水のような香りを放ちます。花には雄花、雌花があります。花の咲かないマタタビもおおく、これらは実をつけることはありません。写真の花は雌花です。
またたびの花 雄花

またたびの木は、雄、雌の木があり、花にて確認することができます。外観上は双方とも白い可憐な五弁花ですので、見分けることは困難です。咲いている花を見てみましょう。雄花は、花の中心部に黄色のおしべが、たくさん咲いています。これが雄花です。雄花の咲いている木は、花のできる途中に虫が入ることにより、花にならずに虫こぶになります。これを「もくてんりょう」と呼んだり「虫エイ」と呼びます。また「またたびの雄の実」と呼ぶところもあります。
またたびの花 雌花

雄花との決定的な違いは、花の中心部にめしべがあり、その廻りを花柱がたくさん囲んでいます。絵では、赤く描いていますが、実物は赤ではなく白です。雄花は花の中心が黄色だけですが、雌花は、花の中心が白で、その周りを黄色が囲んでいるのです。雌花はすぐに実をつけます。この雌花の咲く木が、またたびの正常な果実(ドングリ型)のなる木です。
またたび 虫エイの若い実

雄花の花には、花の途中で虫が入ることにより、正常な花を咲かせないでに虫こぶになってしまうものがあります。これを「虫エイ」と呼びます。虫エイは、正常な果実(ドングリ型)より、発育が旺盛で、8月中頃から落下し9月の終わりにはほとんどの木には、虫エイは見当たらなくなります。正常な果実は落下することなく、秋、葉が枯れる頃まで木に付いて、熟します。
またたび正常な果実(ドングリ型)

雌花には、ドングリ型の正常な果実がつきます。花のめしべのところに、実をつけます。花が終わると同時にもう小さな実がついて、どんどん大きくなります。秋の終わりごろ黄色に熟して、美味しく食べれます。実の中を見てみると、キウイフルーツのような小さな種が一杯つまっています。雌花に虫エイがつくことはありません。ドングリ型と虫エイが一緒についているのは、雌花に虫が入ったのではなく、雌花、雄花の一体化した木があり、雄花に虫が入ったものです。
ドングリ型と虫エイ

マタタビは雄、雌異株で、花も違うのですが、ひとつの木に雄雌一緒についている木があります。ドングリ型は、雌花、虫エイは雄花から、一本の木に両方の実の付いているのを、ときどき見かけます。このような木を選んで、またたびの挿し木にする方法が、よい方法です。
さるなし 若い実

さるなしも、マタタビの仲間です。マタタビと良く似ていて、実のなる木を見つけるのは困難です。またたびと同じ場所に発生して、花も白く似た花をつけて若い実は本当に似ています。葉は白くなることがないのと、濃い緑色で、またたびとは、全く違うと思うのですが、良く間違えるそうです。でもさるなしの実を、採取できることはとても難しいので、採取できたとすれば、それはほとんどが「またたびのドングリ型」でしょう。
またたびの花

奥山のマタタビは、まだ花の盛りです。一面に甘い品の良い香りを放ちながら、花の形をよくよく見ますと、やっぱり梅の花よりお茶の花に似ているような気がします。まもなく花も散り実をつけることでしょう。
虫エイ

虫エイも、大きくなりました。虫エイを採取しますと、果実の付け根の部分などに、褐色した部分が見受けられます。表面部分にもまばらに同様の褐色部分が見受けられます。褐色部分は、傷や腐敗ではなく、虫エイの果実の特長の一つです。きれいな果実もあることから、虫の影響とおもいますが、はっきりわかりません。
熟成したドングリ型

熟成した「ドングリ型」です。多くの場合には、「虫エイ」「ドングリ型」は、別々の木に実をつけるのが一般的です。双方が一緒に実をつけているのもありますが、あまり多くはありません。「ドングリ型」もこのように、鈴なりに実をつけています。この中に「虫エイ」は見当たりません。
沢に落下した虫エイ

虫エイはこの時期になりますと、落下します。虫エイを採取するには、マタタビの木を見つけて、その木の下を探すのです、そうしますと落下した「虫エイ」を見つけることができます。マタタビは、水分(湿気)が好きで、沢などの両側に多く出ているのです。落ちた実は、沢の水で流されて堰のような所で、ひっかかっているので、上流から流されてきたマタタビをそこで採取もできます。一方の「ドングリ型」は、落下することはありません。
色づくどんぐりマタタビ

またたびの実で、虫エイは全て落下してしまい、またたびの木には、虫エイの姿を見ることはありません。一方の「ドングリ型」は、木についていて色づき、熟してまいります。熟した実は甘くそのまま食べれますがせいぜい1個どまりです。唇が痛くなります。美味しさに食べ過ぎてとてもひどい目にあってしまいます。
 
   またたびの効能
またたびの若芽、葉、花 

若芽はビタミンcを、緑茶の10倍、ビタミンAを3倍含み、ガン、風邪の予防になります。利用方法:またたび茶、そのまま調理して、炊き込みご飯、てんぷら、汁のみ等など。
またたびの茎、葉 

またたびは全草が利用できます。茎や葉も利用できます。茎や葉は、採取したら日陰干しにして、乾燥させ、またたび茶の健康茶として利用いたします。またそのままお湯に入れて、入浴剤としての利用もあります。体を温め、血行促進に利用されます。
またたびの実(虫エイ)

またたびの実で、「かぼちゃ型・・虫エイ」は、他の箇所よりも「マタタビ酸」の発散が少なく、効能が高いため、いろんな方法で利用されています。特に、神経痛、リュウマチ、腰痛、疲労回復、通風、利尿、保温。冷え症、高血圧、更年期障害・・・いろんな文献がいろいろな効能を、あげております。特に女性の方に効果があるようです。その自然の「力」には驚かされます。


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