● 原因
一般に言うやけどとは、熱作用による障害のことで、医学ではこれを熱傷と呼んでいます。そして、やけどの原因を大きく分けると、次の四つです。
@ 熱湯など加熱した液体によるもの。
A 湯たんぽなど加熱した固体によるもの。
B ストーブや火事など火炎によるもの。
C 酸、アルカリなど化学薬品によるもの。
家庭で起こるやけどの原因は、@が圧倒的に多く、しかも幼少時に数多く発生しています。
● やけどの範囲
昔は体表面積の三分の一のやけどをすると、生命は危険といわれていましたが、現在は輸液療法の進歩により、85%のやけどでも究明できることがあります。やけどの範囲が広いからといって絶望せず、どんな場合でも、早く適切な治療を受けることです。
● やけどの深さ
やけどが皮膚の表面からどれくらいの深さに及んでいるかは、次の三段階に分けて考えます。
@ 第一度熱傷
皮膚だけのやけどで、最も軽症です。皮膚が赤くはれてひりひり痛みを感じるものです。
A 第二度熱傷
表皮もその奥の真皮も傷害を受ける、いわゆる中等度のやけどで、水泡(水ぶくれ)をつくり、皮膚の発赤もみとめられ、当然、痛みもあります。
B 第三度熱傷
傷害が深く、皮下組織まで及んでいる、最も重症なやけどです。皮膚は熱により完全に犯され、壊死状態(部分的な死)におちいります。その部分は白っぽい感じで、針でさしても痛みがなく、毛が抜けやすくなります。
やけどの場合、家庭で処理できるものは、ちょっとした、ほうっておいてもなおる程度のものです。広範囲のやけど、顔面や手、足のやけどなどは、全て専門医の治療を受けます。
また、湯たんぽのやけどは、範囲は小さくとも、意外に奥が深く、植皮が必要な場合もありますから、早く専門医に見せることです。
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