めまいは、からだの平衡機能がそこなわれたときに自覚される症状です。
平衡機能とは、簡単に言うと、からだのつり合いを保つ働きで、それは、からだの各部位置や相互関係を正しく認識し、じっとしているときは一定の姿勢を安定して保ち、動くときは、からだの各部を思うままの方向に動かすことができる、そういう能力です。それは小脳や迷路、前庭器官の役目と考えられます。これらが全て脳の内部で統合されて、平衡機能という微妙な働きが営まれているのです。それがそこなわれると、姿勢や運動がとんでもない方向にそれたり、真っ直ぐに歩けなくなったり、いろいろな症状がおこりますが、めまいは、その重要な症状の一つです。
ところで一般の「めまい」というとき、その内容は、必ずしも一様ではありません。たとえば「まわりがぐるぐるまわる」「からだがぐらぐら揺れる」「からだがスーと沈んでいくようだ」「目の前が暗くなる」「気が遠くなりそうだ」など、それらの内容は少しずつ違っています。そこでそれらを、本当にまわりが回転して見えるめまい(回転性のめまい)と、なんとなく目が回るように感じる漠然としためまい(めまい感)とに大別することができます。
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