| ★ 肛門が痛む |
● 排便時にはげしく痛む
これはきれ痔(痔裂)特有の症状です。痛みが怖くて排便を差し控えるようになる結果、ますます大便がかたくなり、それを無理に出そうとすると、痛みがはげしくなり、裂けた傷もさらに悪化します。きれ痔では、多くの場合、拭き紙に血がつきます。時には、ぽたぽたと血がしたたります。
● 排便時以外にも痛む
肛門の周囲が化膿する肛門周囲膿瘍では、はじめ軽いしこりと痛みがあります。数日たつと痛みがはげしくなり、発熱とともに赤くはれ上がってきます。肛門のヘリに近く、急に指頭大のしこりがはれ上がってはげしく痛むことがありますが、これは、血栓性外痔核または血腫と云うもので、1〜2週間ほどで自然にしぼみます。排便時に飛び出したいぼ痔が引っ込まないでいると、はれがひどくなって、歩行も正座も困難になります。
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| ★ 肛門がかゆい |
● 肛門の周囲がただれてかゆい
いぼ痔、痔ろうなどで肛門が分泌物で湿っているときや、湿疹などの皮膚病ができているときには、肛門周囲がただれてかゆくなります。
● 肛門にただれや発疹がなくかゆい
これは、ぎょう虫症の場合にみられます。夜間、寝床で暖まると、ぎょう虫が肛門部に這い出てきて卵を産むためかゆくなるのです。子供に多い病気です。そのほか、糖尿病などの全身病がある人にも肛門のかゆみがみられることがあります。原因が全くわからないときは、肛門掻痒症という神経症です。神経質な男性に多く見られます。
● 肛門がかゆいときの処置
まず、原因を見つけてその治療をしなければいけませんが、一般的な注意としては、排便後は必ず肛門部を水またはぬるま湯であらい、柔らかい布で拭くことです。便を紙でこすりぬぐったままにしておくのが悪いのです。少量の副腎皮質ホルモンのはいった軟膏をうすく塗り、亜鉛華でんぷんを振りかけて乾燥させておくのが有効です。
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病気を発見したりなおしたりするのはお医者さんですが、医師のいる病院へ行くかどうかを判断するのは自分自身。また、乳幼児がいる場合は親の責任です。それらを正しく判断できるようにするために、症状についての知識を持っておくことが必要となります。「症状でわかる病気」では身近に起こる症状を紹介しています。参考にしていただければ幸いです。
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