擦過傷

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とっさのときの心得10ヵ条
 
● 絶対あわてないこと
 
冷静な判断が生命を救います。沈着こそ応急手当の第一歩です。

● 患者をむやみに動かさないこと
 
安静第一です。動かしたことで病状が悪化することがあります。

● 感受を元気づけてやること
 
患者は不安です。心配や苦痛を増すようなことは慎みましょう。

● 急を要する手当からはじめること
 
大出血には止血法、呼吸、心臓の停止には救急蘇生法、服毒は吐かせます。

● 意識のないときは飲み物を与えないこと
 
液体が肺に入りやすい状態になっていて、入ると危険です。

● 保温にはじゅうぶん注意すること
 
からだが冷えないよう適当に毛布などをかけてやります。

● 気道を確保すること
 
意識を失ったり、嘔吐のあるときは、窒息の危険に注意します。

● 患者はできるだけ担架で運ぶこと
 
どこが悪いのかを考えて、正しい方法で運びます。

● 医師や救急車に大至急連絡すること
 
外科、内科医の電話番号をメモしておきます。救急車は119番。
 
傷を受けたとき

 傷(創傷)とは、からだの表面に外力が加わって、組織がこわれたり、きれたりした状態を言います。ひと口に傷といっても、すべて同じように処置してよいものではありません。なぜなら、からだに外力が加わったときの条件、外力の働いた方向、程度などによって、いろいろと異なった形の傷ができるからです。これらの傷の形を知っておくことは、応急手当を行うためにも、あとで医師に治療してもらうためにも非常に大切です。
 

★ 擦過傷を受けたとき

 ● 擦過傷の特徴
 外力が、からだの表面に比較的平衡した方向に働いたり、皮膚の表面が瞬間的に強くこすられたりしたときにできる傷で、俗にいうすりむき傷とも呼ばれています。ふつう出血は少なく、かさぶたをつくってなおりますが、外力が強いときには皮膚の上皮がはがれて相当な出血がある場合もあります。また路上で起こった擦過傷は、傷口が汚れている上、土砂や小石などの異物が入って化膿することが多いので、油断は禁物です。
 
 ● 応急手当
 どんなに軽い擦過傷でも、化膿防止を考え、傷口の清潔と消毒を忘れてはなりません。

 傷口の清潔
 まず、傷口を水道水の水、逆性石鹸液、2lクレゾール石鹸液などで、ていねいに洗います。これが擦過傷の化膿防止のコツです。

 傷口の消毒
 次に市販されている応急処置用の消毒剤で、傷口を消毒しますが、この際、周囲が油類でよごれていたら、きちんとふき取ります。傷口の消毒が終わったら、その上をガーゼなどで覆い、テープでガーゼが落ちないように固定するか包帯を巻きます。軽い擦過傷では軟膏類も良いでしょう。

 ガーゼの交換
 ガーゼを交換するとき、ガーゼが傷口の血液や分泌物でくっついてしまって、たいへん困ることがあります。このようなときは、薄めた逆性石鹸液などで静かに洗い落とすか、市販の消毒液で拭き落としてください。
 
 
擦過傷を受けたとき
切り傷を受けたとき
刺し傷を受けたとき
その他のけがの場合
 
 病気を発見したりなおしたりするのはお医者さんですが、医師のいる病院へ行くかどうかを判断するのは自分自身。また、乳幼児がいる場合は親の責任です。それらを正しく判断できるようにするために、症状についての知識を持っておくことが必要となります。「症状でわかる病気」では身近に起こる症状を紹介しています。参考にしていただければ幸いです。
 
 
傷を受けた
大けがをした
出血、血を吐いた、下血した
止血法
急に意識を失った
けいれん・震え
はげしい頭痛
はげしい胸痛
呼吸が苦しい、
せきがはげしい
はげしい嘔吐、腹痛、下痢
目をけがした
骨折、脱臼、ねんざ
からだの各部を打った
やけどをした

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