食道がんは、食道の内腔をおおう粘膜から発生したがん細胞によっておかされる病気で、他のがんと同様に、発生した場所を中心に限りなく大きくなります。またそこからはなれた他の場所へも転移を起こし、ほうっておけば比較的短期間に必ず死亡する病気です。
また、胸の中にあって、まわりに心臓、器官、肺、大血管などが囲んでいる食道のがんは医学が進歩した今日でも、どのがんよりも厄介なものの一つです。
食道がんは胸部食道にできやすく、その中でも中央のやや下の部分によく発生します。次に多いのが腹部食道で、ここには胃の入り口付近にできた噴門がんが浸潤してくる場合が多いので、本来の腹部食道がんとあわせて、下部食道噴門がんと総称しています。
頸部食道がんは比較的珍しいものです。
発ガンの初期には自覚症状は全くありません。これが食道の半周以上に発育してくると、敏感な人なら、チョットおかしいと気が付くことがあります。
つまり、食道は一種の筋肉の管で、食物を飲み込むとふくらむのですが、がんが進んでくるとこのふくらみが悪くなるので、飲み込んだ食物が食道の途中でこすれたり、さわったり、しみたりする通過感を感じます。
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