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蓄膿症の症状
鼻閉塞(はなづまり)
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★ 蓄膿症の症状
 
 ● 鼻閉塞(鼻づまり)
 患者は副鼻腔炎になる前から、繰り返し鼻炎を起こしているので、ほとんど例外なくみな慢性鼻炎の状態になっています。したがって、鼻甲介、中鼻洞、その他の鼻粘膜も全般にはれていて、鼻腔の中は狭くなっています。

 そのために副鼻腔炎の患者はふつう鼻閉を訴えますが、患者によって長く病気をそのまま捨てておくと、鼻呼吸がじゅうぶんできないため、自然に口呼吸を覚えて、鼻閉をあまり訴えない人もいます。

 アデノイドが大きくなると、口呼吸を覚え、いつも口を開いたままで、鼻づまりに気づかないことが多いものです。
 
 ● 頭痛、頭重感
 最も多いのは、みけんから鼻根部にかけて重い感じがしたり、下を向いているとび根部が痛んでくることです。これはおもに篩骨洞炎のあるときです。その他、後頭部や側頭部などに頭痛を感じることもあります。

 慢性副鼻炎で、頭痛、頭重感が起こるのは、全体の40パーセントぐらいです。頭痛が起こるのは、腐敗した分泌物が排出されずに鼻にたまり、神経を刺激するためだと考えられます。
 
 ● 嗅覚障害
 篩骨洞炎のときに、鼻腔内の上部の嗅覚神経のあるところが閉鎖されたり、中鼻甲介の粘膜がはれると、嗅覚が減退したり、ときどきいやなにおいがしたりします。

 患者の13パーセントぐらいに起こりますが、これは呼吸のときに空気が鼻の上のほうを通らないため、または嗅覚神経が炎症でおかされるために起こります。
 
 ● 神経症状
 神経質な人は、慢性の副鼻腔炎があると、いわゆるお天気やになったり、根気がなくなったり、記憶力が弱くなったりすることがあります。しかし、これは決して多いものではありません。頭の悪いのを鼻のせいにするのは間違っています。
 
 ● 他の器官への影響
 副鼻腔は、薄い骨の壁一枚だけを隔てて眼窩(眼球の入っているくぼみ)に接しているので、副鼻腔の炎症は容易に隔壁の骨の小さい穴から眼窩内に侵入します。

 患者自身が気づかないでも、検査してみると、視野が狭くなっていたり、視力が弱っていたりします。時には、視神経が炎症の影響で弱められ、ひどいときには失明することもあります。

 蓄膿症の脳汁が絶えず咽頭へ流れて行くと、その途中に開いている耳管の咽頭開口から炎症が耳管の中から中耳へ広がったり、膿が流れ込んで、耳管炎や中耳炎を起こしたり、慢性咽頭炎を起こしたりします。

 また自覚しないでこの膿汁を飲み込んでいると、消化器系の臓器に傷害を与えて、慢性胃炎などの原因にもなります。
 
 ● 症状
 副鼻腔は周囲のいろいろな器官と接したり、連絡しているため、その症状もさまざまです。しかも常に症状の全部が出るわけではありません。また、神経質でいろいろな症状を訴える人もあれば、一向に気にかけない人もいます。特に子どもは平気ですので、両親が注意してやる必要があります。
 
 ● 鼻漏(鼻だれ)
 急性のときは、漿液性(さらさらした液)または膿性の鼻じるがたくさん出ますが、慢性のときは粘液性膿性のものが出るのがふつうです。時には悪臭のあるチーズ様のうみが出ることもあります。しかし

 篩骨洞炎では、鼻汁が鼻にはあまり出ないので、咽頭の方へ粘液が流れ、特に朝起きたときなど、多量のうみが「たん」のように口から吐き出されます。日中は気づかないまま、少しずつ飲み込んでいるようです。
 
 
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蓄膿症(副鼻腔炎)
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            嗅覚障害神経症状他器官への影響
 
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 病気を発見したりなおしたりするのはお医者さんですが、医師のいる病院へ行くかどうかを判断するのは自分自身。また、乳幼児がいる場合は親の責任です。それらを正しく判断できるようにするために、症状についての知識を持っておくことが必要となります。「症状でわかる病気」では身近に起こる症状を紹介しています。参考にしていただければ幸いです。
 
 
 
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